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私たちの理念

人生の節目節目には、それ以降の生活に適した住まいに住み替えてきた。
長い高齢期を迎える時期に、もう一度住み替えることで、その後の暮らしを
自立して過ごしていく。
そうした住み替えと、それに適した住まいを提案していきます。

●住み替えの意義

現在60歳の人の平均余命は男性が約23年、女性が約28年となり、人生90年という時代が到来しています。本来なら、早いうちから「90歳までの人生をどのように生きるか」を考えておくべきなのでしょうが、現実は社会も個人も、60歳で引退し、その後10年ほどで死を迎える「昔ながらの人生モデル」を変えられないまま。多くの高齢者が定年退職や子の独立以降、十分な能力・お金・時間を持て余しながら暮らしており、20~30年続いていく高齢期を、新しい人生のステージとして充実させるという発想がないのが実際です。

もし、90歳まで社会と関わりながら、健康で活き活きと暮らすための人生設計を皆が行うようになれば、今、高齢化に伴って生じている問題の多くは解決します。社会保障費や介護などにかかる次世代の負担は軽くなるでしょう。病院や老人ホームなどの施設に入って、尊厳を失ったような最期を迎える人も減ります。老いを恐れ、年をとることをネガティブに捉えるような風潮は消え、次世代に夢を与えるような活力ある高齢社会が実現するはずです。

では、人生90年時代の人生設計に必要なことは何か。私たちは、「住み替え」に注目しました。人は、就職や結婚や子育てなど生活スタイルの変わり目やそのときどきの目的に応じて住み替えをしてきています。であれば、定年退職や子の独立といった大きな人生の節目に当たり、20~30年という長い高齢期を楽しむという目的を持って住み替えればよいのではないか。家族数に合わせた広さ、通勤利便性、学区など子育てに相応しい環境などの目的に照らして購入した自宅は、当然、高齢期の生活を楽しむのに適しているとは言えず、むしろ様々な不安を生む要因にさえなっています。(NPO法人・老いの工学研究所の調査によると、半数以上の高齢者が自宅に対して「広すぎる」「老朽化している(維持管理が大変、寒いなど)」といった不満や、「孤独を感じる」「万が一の時が心配」などの不安を抱えています。)

これでは、人生90年時代の人生設計を行うことはできません。いくら楽しい人生設計を描いても、環境が整わなければ絵に描いた餅。住み替えて、様々な不安を解消することによって初めて、前向きで現実的な高齢期の人生設計が可能になるはずです。

●住み替えるべき家

とは言え、どこでもいいので引っ越せばよいという訳ではありません。
近年、賃貸方式のサービス付き高齢者住宅や、有料老人ホームなどの建設・供給が進められていますが、それらは、自立生活を営むための「浴室・収納・台所・洗面・便所」という基本的な機能が住戸内に備わっておらず、プライバシーに欠けていたり、集団で生活しなければならない規則があるなど、そもそも“住宅”と呼べるのかどうかという問題があります。また、要介護状態であっても最期まで「自分の家」で自立して暮らしたいと考える人は多く、彼らはそのような“施設”を敬遠する傾向にあります。

現状は、衰えは自覚しているものの元気で意欲的な健常高齢者に適した住宅は、圧倒的に不足しています。これは我が国では、高齢者を「弱者として守り支えるべき対象」と捉える傾向が強く、高齢者の生活場所についても要介護者を対象とした、集団生活を営む“施設”の整備にばかり力が注がれてきたからです。要支援・要介護状態にある人は70歳代で1割未満、80歳代前半でも2割強に過ぎませんから、実は多数を占めている健常高齢者に適した住宅はまだまだ少なく、その普及・整備が課題であると言える状況にあるわけです。

当協議会はこのような問題意識に基づき、人生90年時代に、高齢者が住み替えるに値する住まいについて調査・研究を行ってきました

そして、これからも、高齢者が元気なうちに良質な高齢者向け住宅に住み替え、安心してその後の長い高齢期を謳歌するそんな機運を創出し、活力ある高齢社会の実現の一助となることを理念に活動を続けていく所存です。

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